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【国連】2020.05.12 発表

国連環境計画、将来的な人獣共通感染症のリスク低減に向けたCOVID-19対応を公表

 国連環境計画(UNEP)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のような人獣共通感染症の世界的大流行(パンデミック)の将来的なリスクを低減するため、COVID-19の打撃から加盟国が社会経済・環境的により良い再生を図れるよう科学に基づいた政策やグリーン投資の推進等を支援し、環境を保護する取組を強化することを明らかにした。他の国連機関と協力しながら次の4分野について各種の取組を行うという。

1)感染防護用品や電子機器、医薬品などの急増する有害廃棄物の管理
2)自然と人間の関係の見直し(例:未規制の野生生物取引や生物多様性の損失によるリスクに関するマッピング)
3)将来的なパンデミックにも強い経済再生策(例:持続可能な消費・生産やグリーン投資の推進)
4)国際的な環境ガバナンスの改善(例:オンライン会合の検討)

 UNEPのアンダーセン事務局長は、「COVID-19は、人類は変わらねばならないという地球からの最も強い警告である。自然と連携しながらの経済活動が非常に重要になっている」と述べた。
【国連環境計画】

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