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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2018.11.30 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省、ごみのポイ捨て撲滅キャンペーンを立ち上げ

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、環境保全団体キープ・ブリテン・タイディと共同で、ごみのポイ捨てを防止する新キャンペーンを立ち上げた。このキャンペーンは2017年に発表されたイングランドごみ戦略に基づくもので、ポイ捨てされたごみが環境と財政に与える悪影響を訴え、責任を持ってごみを処理するよう市民の意識を変えていくことをねらいとする。環境面では、王立動物虐待防止協会(RSPCA)宛てにごみ関連の動物の事故の通報が年間1500件も寄せられるなど、野生生物にとってポイ捨てごみは大きな脅威であり、動物がごみをくわえた衝撃的な写真を使ったキャンペーン広告が主要駅などに掲示された。また財政面では、昨年度、地方自治体が道路のごみ清掃のために支出した費用は約7億ポンドにのぼっている。調査によれば5人に1人がポイ捨てを、4人に1人が窓台に飲料容器を放置するなど「配慮あるポイ捨て」をしたことがあるといい、DEFRAはキャンペーンを通じてこうした市民の態度を変え、ポイ捨てを容認しない文化の構築につなげたいとしている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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