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【ドイツ】2018.11.29 発表

ドイツ 資源消費量は1人あたり年間16.1トン。省資源行動を促すために付加価値税の改革を求める

 ドイツ連邦環境庁は、ドイツ国内における資源消費量は1人あたり年間16.1トンを記録したことを公表した。これは、ヨーロッパ平均よりも10%高い数値となっている。ドイツ国内の資源消費量は2000年以降、17%減少したが、過去数年間の数値で見ると再び増加しているという。また、製品の生産に使用された資源の半分以上は外国から輸入されている。クロイツベルガー連邦環境庁長官は、資源に配慮した行動を促すとして、修理サービスに対する付加価値税の軽減を訴えた。自転車や靴、衣類の修理・修繕に対する付加価値税の軽減は、既にEUで認められているが、電子・電気機器に対しては対象となっていない。さらに、特に資源を大量に消費する製品に対する付加価値税の優遇は段階的に廃止されるべきであるとしているが、EU法では制限されていることを指摘している。クラウツベルガー長官は、EU加盟国が資源消費に配慮した税制に取り組めるよう、ドイツがEUレベルでこの問題について議論を行うべきだとし、「ブルーエンジェル」のような環境ラベルでラベル付けされた、特に資源効率の良い製品への課税を低くしていくことを求めた。【ドイツ連邦環境省】

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