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【気象庁】2018.08.10 発表

「平成30年7月豪雨」及び7月中旬以降の記録的な高温の特徴と要因について

 気象庁は、8月10日(金)に開催した異常気象分析検討会(臨時会)の検討結果を踏まえた「平成30年7月豪雨」及び7月中旬以降の記録的な高温の特徴と要因についてのとりまとめを発表。
 同庁では、今回の西日本から東海地方を中心とした記録的な大雨の要因は、西日本付近に停滞した梅雨前線に向けて、極めて多量の水蒸気が流れ込み続けたこと、また記録的な高温の要因は、太平洋高気圧と上層のチベット高気圧がともに日本付近に張り出し続けたことによるとしている。これら一連の顕著な現象は、持続的な上層のジェット気流の大きな蛇行が繰り返されたことで引き起こされた。
 その背景として、地球温暖化に伴う気温の上昇と水蒸気量の増加に加え、特に高温の背景には、今春以降持続的に、北半球中緯度域で大気循環が全体的に北にシフトしていたことに対応して、顕著に気温が高いことの影響も考えられるとしている。

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