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[海外エコニュース一覧]

【国連】2018.06.04 発表

国際オリンピック委員会、スポーツイベントで使い捨てプラスチック利用廃止へ

 国際オリンピック委員会(IOC)は、国連環境計画(UNEP)のクリーン・シー・キャンペーン(#CleanSeas)に参加し、その組織自体と世界中のイベントで使い捨てプラスチックを廃止する計画を発表した。IOCと共に7つのスポーツ団体(ワールドセーリング、国際陸上競技連盟、国際トライアスロン連合、国際アイスホッケー連盟、ワールドラグビー、国際ゴルフ連盟、国際サーフィン連盟)、及び20カ国以上の国内オリンピック委員会も、プラスチックごみの削減や啓発活動に取り組むという。
 IOCの持続可能性戦略には、資源調達・管理の重点分野、及び最優良事例の普及が盛り込まれている。すでに本部とオリンピック博物館で廃棄物削減に着手しているほか、2020年までにIOCの全イベントで責任ある資源利用を実現できるようサプライヤーと協働している。今後はスポーツ界に対し教育用ツールキットやワークショップを提供し、パートナーらと共に画期的な解決策を推進するという。海洋プラスチック汚染に直面しているオセアニアではすでに、IOCのオリンピック・ソリダリティーから資金を得て、沿岸地域の清掃や教育プログラム等が開始されている。【国連環境計画】

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