環境省は、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル（ZEB）の普及促進に向け、「平成28年度業務用ビル等における省CO2促進事業」を実施し、当該事業を活用してZEB化を実現した３件の事例を発表した。
　【ZEB】室内環境の質を維持しつつ、50％以上の省エネを満たしたうえで、太陽光発電等の再生可能エネルギーの活用などによりエネルギーを創ることで、正味（ネット）でゼロ・エネルギーを目指すビル

　発表の３件は、四国銀行潮江支店（高知県高知市）、藤崎建設工業本社ビル（茨城県行方市）、柏崎海洋センター（新潟県柏崎市）。
　
　環境省では、上記の事例を通じて得られた知見を中小規模業務用ビル、地方公共団体が所有する各種施設におけるZEB実現のモデルケースとして展開することで、ZEBのさらなる普及拡大を進める。
　また、平成29年度は「業務用施設等における省CO2促進事業」として、引き続きZEB等の先進的な業務用ビルに対する支援を行っていく。
　なお、延べ床面積2,000m2以上の民間建築物については、経済産業省にて、「平成29年度ネット・ゼロ・エネルギービル（ZEB）実証事業」として支援を行う。
　
【環境省】