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【コラム】 街のあちこちに水がある、、、地震や火事の備えになるよね。

街のあちこちに水がある、、、地震や火事の備えになるよね。

震災で断水した時など、必要最小限の水は1人1日あたり3リットルと言われています。阪神大震災の時には最大で90日間断水しましたが、その他の最近の地震では、おおむね1週間~10日程度で給水が再開されています。
ですので、4人家族の場合、4(人)×3(リットル)×10(日)=120(リットル)くらいの水が確保できていれば、ひとまず安心できますね。120リットルと言えば、お風呂(容量200リットル)に6分目くらいの量です。

震災時に必要な水の量
(出典:神戸市水道局ホームページより作成)

飲み水以外にも、防火用水などにも使えます。
でも、大事なのは、雨水を飲み水などに「利用して」、無駄にしないというだけではないんです。

むしろ、水の循環という中で、雨水の役割についても捉えなおしていくこと。
ですから、ためるだけではなく、積極的に地下に浸み込ませる「雨水浸透」の取り組みもされています。

コンクリートで覆われた都市部では、降った雨を強制的に下流に流し去っています。でも、地面の下には地下水が流れています。地面を覆うコンクリートは、地面の上と下で、水の循環を分断してしまうのです。
こうして、湧き水の水源が枯れてきたり、また大雨で行き場を失った洪水が街中にあふれて私たちの生活を脅かすなど、さまざまな問題が起きてきているのです。

皆さんも、雨水の利用を通して、水の循環について考え直してみてください。


データ出典

  • 平成9年版「日本の水資源」(国土庁長官官房水資源部編)
  • 神戸市水道局ホームページ

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