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【コラム】 ライフサイクルって何?

ライフサイクル的思考が大事

ある製品が、その原材料取得段階から最終的に廃棄処理されてその 使命を終えるまでの全生涯に及ぶ環境への影響をすべて算出し、総合的見地から 環境負荷を進めるための評価手法です。
ライフサイクルという概念が、特に環境アセスメント(環境影響評価)の分野でよく使われています。これは、ある製品の製品のゆりかご(原材料生産時の資源・エネルギー消費など)から墓場(最終的に廃棄処理されるときの環境負荷)までの「一生涯(ライフサイクル)」において環境に及ぼす影響をすべて考慮して、総合的見地から環境負荷の軽減を進めていくことを目的としています。

製造→使用→廃棄のライフサイクル

例えば、ある自動車が環境に与える影響を評価する際に、走行中の排ガスによる影響だけで評価するのではなく、製造時や廃棄時に環境に与える影響をも含めるという考え方です。家電製品等の利用による二酸化炭素排出量について考えるときも、使用時の電力消費による排出量だけを加算する場合と、製造時や廃棄時に必要となる電力等も考慮した場合でとは、かなり違った結果を得ることになります。

「環境にやさしい」と言われる電気自動車について考えてみましょう。走行中にはガソリンなどの燃料を燃焼させることがないので、排ガスの出ないクリーンな自動車と言えます。しかし、電気自動車の走行にはバッテリーなどに充電しておくことが必要となります。このときの電気がどうやってつくられているかをきちんと評価しないと、本当にクリーンとはいえないかもしれません。

国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)でも、ライフサイクルを通じた環境影響の評価(LCA、Life Cycle Assessment)の手法の信頼性や透明性を確保するための原則と枠組みであるISO14040シリーズが制定されています。 これによると、LCAは以下の4段階からなると定義されています:

1. 目的と調査範囲の設定
何について、何のために、どのようにして評価するかを定めます
2. インベントリ分析
1. の範囲で、製品ライフサイクルの各段階で投入される資源・エネルギーの収支を分析します
3. 影響(インパクト)評価
2. で得られた環境負荷項目について、環境への影響を評価します
4. 解釈
評価方法やデータの品質などを考慮して、LCAの結果を解釈します

とはいえ、製品やその使い方によっても、環境への影響は異なることになります。
使用頻度や故障回数、また故障の内容、廃棄方法などが異なれば、環境への影響も当然変わってきます。
このような特性を理解しつつ、状況に応じて自分なりの判断を下していくことも大切だといえるのではないでしょうか。

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