J-VER制度

[ ジェーバー制度 ]

解説

J-VER制度とは、自らの排出削減が困難な部分を他での排出削減・吸収で相殺する「カーボン・オフセット」の促進及びこれを通じて国内における温室効果ガス排出削減・吸収活動のより一層の推進を図るため、国内の排出削減・吸収活動により実現される一定の品質が確保された温室効果ガス排出削減・吸収量を、市場を流通する「オフセット・クレジット(J-VER: Japan Verified Emission Reduction)」として認証するための制度である。

環境省に設置された「カーボン・オフセットに用いられるVER (Verified Emission Reduction)の認証基準に関する検討会」の検討を受けて、J-VERの認証・発行・管理を行うために環境省が設置したオフセット・クレジット(J-VER)認証運営委員会が平成20年11月14日に開催され本制度が発足し、同17日より本制度に基づく申請の受付が気候変動対策認証センター(事務局 社団法人海外環境協力センター)において行われることとなった。

それまでは、主として海外のプロジェクトによる京都メカニズムのクレジットのみが利用されていた。

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