有機農業
[ ユウキノウギョウ ]
農薬や化学肥料を原則的に使用せず、家畜や農作物残さに由来するたい肥の施用等によって土づくりを行い、手作業や天敵の利用、機械除草等によって病害虫管理を行う農業生産方法。
農薬や化学肥料等に過度に依存した近代農業によって、周囲の環境に悪影響が及ぶだけでなく、農地が本来有する生産力も損なわれることとなったことなどへの反省から、農業の本来の姿に回帰しようとする運動の中で生まれたもの。
消費者の食の安全・安心への要求が高まる中で、2000年には有機農産物の日本農林規格も制定された。