砂浜

[ スナハマ ]

解説

砂の堆積した海岸。砂浜は堆積海岸のひとつであり、堆積物の粒径によって砂利浜、礫浜等と区別される。

満潮時に波が到達する地点までの範囲を前浜と呼び、これより陸側で暴風のとき波浪がおよぶ範囲を後浜と呼ぶ。前浜は植生の定着が難しく、裸地または裸地に近い砂地の状態となる。後浜は常時海水をかぶらないものの、波浪時や風の影響等により砂が移動するため、生育する植物は砂の移動に対する耐性を持つものが多い。地表は内陸に向って徐々に安定するため、海岸線に平行に帯状の植生(成帯構造)が見られる。砂浜は海水交換が活発な外海に面した場所に形成されため、海岸浸食を受けやすい。

詳細解説

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