環境配慮設計

[ カンキョウハイリョセッケイ ]

解説

製品の製造やサービスの提供に際してその設計、企画段階において環境負荷を可能な限り低減させることを目指すこと。製品の製造に関しては設計、生産、使用、廃棄及び再利用までのライフサイクルを視野に入れて開発することを意味する。英語表記の略称から取った概念で、環境適合設計または環境配慮設計などとも言う。

そもそも、「DfX(Design for X)」と総称される概念をベースに、“X”として製品競争力を高めるための製品設計・開発手法に関する何かしらの視点を充てる。DfEもその一つの視点であり、一般にエコデザインと呼ばれることもあるが、ISO(国際標準化機構)では「DfE」、またJIS(日本工業規格)では「環境適合設計」と定めている。

こうした考えのもとに生産された製品を指して「エコプロダクト」ということもある。例えばフロンを含まない冷蔵庫やリサイクルしやすい家電製品など挙げられ、環境ビジネスを生み出す契機にもなっている。

詳細解説

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