海洋プラスチック

[ カイヨウプラスチック ]

解説

海洋に流出したプラスチックごみの総称。

プラスチックごみは分解しにくいため、軽いプラスチックごみは長期にわたり海洋を漂流し、シート状の物は餌と誤認して摂取されたり、体に巻き付いたりし、海洋生態系に影響を及ぼしている。さらに、劣化し、細片化した5mm以下のものはマイクロプラスチックと称され、生態系により取り込まれやすいほか、その表面に有害化学物質が吸着することによる影響が懸念されている。

現在までに海洋に流出したプラスチックごみの総量は1億5000万トンと推定されている。その回収は極めて難しいが、オーシャンクリーンアップなどが回収に乗り出している。(2021年6月作成)

詳細解説

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