水生生物

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解説

海洋・湖沼・河川・地下水等の水中で生活している生物をいう。水生生物の分類は様々で、例えば生活様式により、底生生物、漂泳生物、固着生物等に分けられる。

水の汚れ具合を測る方法として水生生物を用いる場合もある。水生生物を用いることによって、ごくわずかな有害物質による汚染の長期的影響や河の性質が水生生物に与える総合的な影響を知ることができる。

環境省では、水生生物を生物指標とした水質調査を呼びかけている。当該調査は、サワガニ、トビケラ、ヒル、イトミミズ等30種類の水生生物を対象とする生息調査を実施し、その結果によって、その地点の水質階級の評価をするものである。この30種類の水生生物は、「きれいな水」、「少しよごれた水」、「きたない水」、「大変きたない水」の四つの水質階級の指標生物として分類されている。

詳細解説

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