木質ペレット

[ モクシツペレット ]

解説

バイオマスエネルギーのひとつ。おがくずや木くず、製材廃材などの破砕物に圧力を加えて直径6-8mm程度の円筒状に成形固化して取り扱いや輸送性を高めた固形燃料のこと。

専用の「ペレットストーブ]の燃料として、暖房や給湯などに利用する。「ペレット」は、かたまり・小粒を意味する。

木材を原料とするため大気中の二酸化炭素が光合成によって固定されたエネルギーで、燃焼させても地球上の二酸化炭素は実質的に増減しない(カーボンニュートラル)とみなせることから、広くは地球温暖化防止に有効である。

また地域の森林資源を地域で循環利用する「地産地消」の取り組みや木質ペレットの利用による新しい産業の創出にもつながると期待される。しかし、原材料調達などのコストに関して問題が残されている。

詳細解説

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