ツシマヤマネコ

[ ツシマヤマネコ ]

解説

ベンガルヤマネコの亜種で長崎県対馬にのみ生息する。体重は3?5kg程度、体色は灰黄褐色で黒褐色の不規則な斑紋がある。額に2本の白色縦縞、耳介の先は丸く背面に白斑がある。
生息数は1980年代には100?140頭、1990年代には90?130頭、2000年代前半には80?110頭と推定され減少傾向が続いている。また、特に対馬の下島では1990年代まで生息情報(フン等の痕跡)が得られたが、現在、確実に生息しているとの情報は確認されておらず、生息域が大幅に縮小してきていると考えられている。
存続を脅かす主な要因として、生息適地減少、交通事故、トラバサミ(狩猟用わな)による錯誤捕獲、イヌによる捕殺に加え、イエネコによる病気感染、餌資源の競合などが指摘されている。
1949年に狩猟禁止、1971年に国の天然記念物の指定、1994年に種の保存法(1992)による国内希少野生動植物種に指定されている。1995年に「ツシマヤマネコ保護増殖事業計画」が策定され、生息状況の把握・モニタリング、生息環境の維持・改善、飼育かでの繁殖、事故防止対策、傷病個体の救護及びリハビリテーションなどが行なわれている。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧IA類(CR)。

詳細解説

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