スズメ

[ スズメ ]

解説

スズメ目ハタオリドリ科。小笠原諸島を除く日本全国に分布する留鳥である。平地から山地にかけて分布するが、人家周辺にのみ生息し、生息場所を確保した成鳥は、生涯ごく狭い範囲内で生活する。

昔からイネを食べる害鳥として有名であるが、雑草の種子や昆虫類もかなり食べている。繁殖期はつがいで生活し、人家の屋根や壁のすき間、戸袋、石垣の間、巣箱などを利用するほか、イワツバメなどの巣を横取りしたり、トビの巣の巣材の間に営巣した例も報告されている。最も身近な野鳥で、スズメを知らない人がいないことから、バード・ウォッチングの際、他の鳥の大きさを測る目安の鳥となっている。

詳細解説

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