エコスクール

[ エコスクール ]

解説

環境に配慮した学校施設や、環境に配慮した活動に取り組む学校などを指す。日本で用いられる「エコスクール」の概念と、ヨーロッパの概念とは、やや意味を異にする。

日本では、平成5・6年度に日本建築学会が「環境を考慮した学校施設(エコスクール)の在り方に関する調査研究」を実施(文部省委託調査研究)。これを受けて平成9年度から5年間、文部省と通産省の共同により「環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備推進に関するパイロットモデル事業」が実施された。その後も認定校を設定し、太陽光発電型、太陽熱利用型、その他新エネルギー活用型、省エネルギー・省資源型、自然共生型、木材利用型、資源リサイクル型、その他などの事業タイプ別に、平成16年度までに424校が認定されている。新エネルギー(太陽光・熱、風力、燃料電池など)や省エネルギー技術の導入、建物緑化や屋上緑化など、施設整備面中心の取り組みであったが、最近では、施設面以外でも学校での環境に配慮した活動も含めた取り組み事例も各地で見られてきている。

なお、ヨーロッパでは、ヨーロッパ環境教育財団(Foundation for Environmental Education in Europe)が、学校での主体的な環境に配慮した活動に対して、その学校をエコ・スクールとして認定・更新するプロジェクトを指す。

詳細解説

EICネット 環境用語集