アカウミガメ

[ アカウミガメ ]

解説

は虫類カメ目ウミガメ科の海棲カメ。一般には本種を含めウミガメ類を総称して(種を区別せず)単にウミガメと呼ぶことが多い。体長は1mくらいになる。動物食の傾向の強い雑食性で、底生の無脊椎動物(腔腸動物、軟体類等)や渇藻類、アマモ等を食する。ウミガメ類の中では最も高緯度の温帯域まで産卵上陸が見られるが、北太平洋地域では日本が唯一の産卵地である。なお、本州、四国、九州で産卵するウミガメ類は、本種以外は知られていない。産卵期は亜熱帯では4月から5月、温帯域では5月から6月にピークとなる。環境省の調査では、1999年までの過去5年間に国内365箇所で産卵上陸が確認されている。

存続を脅かす要因として、底びき漁やはえ縄漁による混獲、産卵場所の減少など。環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧II類(VU)とされてきたが、その後の見直しを受け、2006年12月に公表された新レッドリストでは絶滅危惧IB(EN)にランクアップし、砂浜の減少など生息環境の悪化による影響が示唆された。ワシントン条約附属書Iに掲載され、種の保存法(1922)の国際希少野生動植物種に指定されている。また、徳島県日和佐町、静岡県御前崎町の産卵地は国指定の天然記念物として保護されている。

詳細解説

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